「今日どうだった?」と聞かない私の母と私。

私の母は「今日どうだった?」と私と弟に聞いて来たことがほとんどありません。
そして、私も子どもに聞かないように気を付けています。

すると、聞かなくても自分からぺらぺらと話すようになり、大人になった私と弟は今でもぺらぺら何でも話します。
弟は明け方まで母と話すことがあるくらい。(私はすぐ眠くなるのでそんなに長くは話せませんが。。)

「今日どうだった?」と聞かないだけでなく、否定しない、意見は求められるまで言わない、ということも子どもの話を聞くときに気を付けていることかもしれません。

自分自身が親になって、今まで親にしてもらってきたことを無意識に自分の子どもにしていることが多いと思うのですが、よくよく母に聞いてみると、やはり話をひたすら聞いていたそうです。よくしゃべって長いから笑
でも、母によく言われていたことは「いつも味方だから。」という言葉。10代のときはなんだか言われてくすぐったいような恥ずかしい気持ちでしたが、この言葉に安心して、どんなことを言っても頭ごなしに否定はされず、「後でね」と会話を後回しにされた記憶もほとんどなく、たくさん話を聞いてもらっていた気がします。
実際に母がまじめに話を聞いていたかは分かりませんが笑

 

聞きたいのは楽しいことだけ?

「楽しかった?」も聞きがちです。
YES or NOで答えられるので、子どもにとっても答えやすい質問かもしれません。
ですが、答えはだいたい「うん」のみ。「何が楽しかった?」と、もっと聞きたくなってしまって、どんどん聞かれている方の子どもは面倒くさくなってきて、「わかんなーい」「わすれたー」になってしまうことがよくあります。

でも”楽しい”以外の子どもが日々感じている気持ちも聞きたいです。
うれしい、悲しい、おもしろい、つならない、他にもたくさんの感情を毎日感じているに違いない。

私の母は、困っている時とか、悩んでいる時にいつも察してくれていた気がします。
そんな時は、解放的な気分になれたり、ちょっと楽しいことに誘ってくれたりを何も言わずにしてくれていました。
ドライブとか、外に食事行ったりとか、学校をずる休みしたりとか笑
そうすると、何だか話したくなるのです。そして母から極端な提案をされて、「そこまでじゃないよ」とまた普段の平穏な毎日に戻っていきました。

どうしても聞きたい時以外は、子どもが話し出すのを少し待ってみてください。
そして、もし話し出したら「後でね」と言わず、目だけでも子どもに向けてみてください。
耳だけ傾けていても、後ろ姿では子どもは「聞いてない!」と思うことが多いです。
お母さんは忙しいですから、手が離せなかったり、疲れたりしているときもあります。そんな時は目だけ向けて「へー」とか「そうなんだー」で十分だと思います。
子どもは親の意見を求めているのではなく、ただ話したい、聞いてほしい、同意してほしいということがほとんどだと思います。
子どもが間違ったことを言うこともあるかもしれません。正したくなる気持ちも、もちろん分かります。親ですから。
でも、それは子どものためでしょうか。家以外で間違ったことを言っても困るのは本人だけ。そうして学ぶこともあると思います。おかしなことを言う子どもを持つ私が恥ずかしくて正すならそれは子どものためではないと思います。

まずは何でも話したくなる環境を整える

・子どもが話し出すのを少し待ってみる
・否定しない
・意見は求められるまで言わない
・耳よりも、目を向ける

簡単なことばかりだし、いつもより大人もがんばらなくて良くなるかもしれません。
子どもの毎日の様子を聞きたくてついつい色々聞きがちですが、ちょっとだけ大人が子どもとの接し方を変えるだけで子どもの話し方は変わって来ると思います。

息子も一時期「わかんない」「わすれたー」の時期がありました。
保育園に行きたくないとよく言っていた時期で、心配で、色々聞いてしまっていました。。
そこから、私自身のその日の出来事を色々なレパートリーで息子に話してみました。
息子には聞かず、自分の話ばかりしていました。

楽しかったこと、失敗したこと、びっくりしたこと、困ったことなど。

そうしたら、子どもはすぐに真似る(学ぶの語源は真似ぶ説)ので、今度は同じように子どもも話すようになってきました。
大人だって失敗もするし、悲しいこともある、という話しをすればそんな話もしてくれるかもしれませんし、
時には、子どもに意見を求めるのも良いと思います。そうすると、子どもも相談の仕方が分かるかもしれません。
もしもお子さんの様子で、特に聞きたいことがあるなら、大人自身の同じような話しをしてみると、話してくれるかもしれません。

子どもが自由に安心して話せる場所が常にあるというのは、とても大切だと思います。
これから大人になるまで、どんどん周りの環境が変わっていく中、いつでも”味方”がいると思ったらどんなに心強いか。私は、今も味方をしてくれる家族にぺらぺらとおしゃべりし続けています。