自然遊びの中で子どもの五感を刺激する

*0さいの赤ちゃんたちの五感を刺激してきたお話もあります。

五感とは

  • 視覚
  • 聴覚
  • 触覚
  • 嗅覚
  • 味覚

五感って、すべて実体験の中でしか得られない感覚ですよね。
もう実体験したというだけで、かなり濃い知識だと思うのですが、五感を育てると何が良いか。
創造する、表現する、物事を感じる心。これらを豊かにするための土台づくりになるのではと思います。
たくさんの種類の感覚を体験できるとどんどん豊かになる気がします。

 

五感を育むのにぴったりな自然遊び

自然の中で遊ぶと五感すべてに働きかけることができると思います。以前都会でも近所でも楽しめる自然遊びについても書きましたがわざわざ山や川に行かなくてもおうちの近くで十分五感磨きはできます。

  • 視覚

ただ美しいものを見るということではなく、はじめにも書きましたが、いろいろな種類を体感することが大切だと思います。
大人になると下を見ながら歩くことはあまり無いと思いますが、子どもたちは足元の自然を発見するのがとても得意ですよね!すぐなんか拾うし笑 私も結構足元の自然探しがすきです。
よーく見るというのも視覚を育むのに効果的だと思います。いつも見ているものの違う一面に気づくかもしれません。

例えば・・・
息子が摘んできたハルジオンの花束の茎には根元に近づくほど毛がモサモサ生えていて、私はすね毛を想像しました笑
今の時期たくさんみることができるてんとう虫の模様もひとつひとつ違ったり。
今日はたくさん雨が降って、ナメクジを3匹見つけて誰がいちばんふとっちょかとまじまじと見てみたり。

家の前のサツキにとまる、ナナホシどころじゃないてんとう虫。ピントが合わず。 で、よーく見るとサツキの花って、3つセットなのですよ!今度よーく見てみてください。

  • 聴覚

これもクラシック音楽を聴くと良いのかというと、そういうことでは無いと思います。いろいろな種類の音を聴くことが大切かと。色々な楽器の種類でも良いですが、それって簡単なことではないですよね。
一歩外へ出て見ると、風の音、虫の声、水の流れる音、鳥の声、自然の中の音がたくさん聞こえます。
でも都会で生活していると、車の音などで自然の音がかき消されてしまうこともあるかと思います。そんなときこそ、よーく耳を澄ますです。同じ場所なのに、いつも聞こえてなかった音が聞こえて来るかも!?季節によって聞こえてくる音も違うというのも良いですねー。

  • 触覚

触覚を音で表現するとどれくらいの数あるでしょうか。オノマトペってやつですね。そしてどれくらい体験しているでしょう。
ざらざら、さらさら、とげとげ、ふわふわ、ごつごつ、べとべと、ぐにょぐにょ
それに温度もいろいろですね。つめたい、あたたかい
自然の中ではたくさんの種類の触覚を体験することができます。
葉っぱは本当にいろんな形、感触のものがありますし、
石や土にもさわってみると、感触だけでなく温度も感じることができますね。

そして痛覚も触覚のひとつです。実体験をもって”痛い”を感じると、どうすると痛いのかという想像ができたり、危険なことへの理解に繋がるかもしれません。

  • 嗅覚

植物の匂いをかいでみると、いい匂いもありますが、くさいのもあります笑
そして、嗅覚というのは五感の中で順応するのがいちばん早い感覚です。くさい環境にいても割とすぐ慣れちゃうのです。ちなみに、さっきの痛覚は感覚の中で一番順応しにくい感覚だったりします。(←歯科衛生士の時に学んだこと。えへん。)
なので、目を隠して同じ葉っぱを匂いで探すなんてゲームをやった日にゃ、なかなか当たらなくて盛り上がること請け合いです。

  • 味覚

自然の中で味覚。かなり危険と隣り合わせ感はありますが、サツキや、ホトケノザはよく小学生の時学校の帰り道で味わっていました。
自然と味覚は、家庭菜園の野菜を採れたて丸かじり!とか身近で簡単に結びつけるのは難しいかもしれませんが、自然のままの味をたくさんの種類体験するのも味覚を鍛えるのに良いかもしれません。ちょっとこじつけですが。

というのも、歯科衛生士の私として味覚のおはなしをすると、味を感じているのは舌の上にいっぱいある味蕾(みらい)という組織です。
これは乳児期に一番多く約1万個。成人では約7500個とどんどん退化していきます。センサーのいっぱいある子どもの方が味に敏感なわけです。
そして、よだれいっぱいの乳児期。唾液の量も味覚を感じるのに重要な要素です。しっとりしている方が、味が染み込みやすいと想像していただくと分かりやすいでしょうか。
なので、離乳食が薄味でも十分味を感じることができるし、逆に調理されたパンチの強い味を味わうとそれに順応してしまい、素材の味を感じずらくなってしまいます。
繊細な味の違いを感じられる味覚(味蕾)を鍛えるには。味蕾の多い子ども時代にたくさん自然のままの味を知ることも大切です。

あー!これこれ!となるひと多いはず。名前は知らなかったけどって。 で、犬がおしっこしてるかもしれないよ!って親にもよく怒られた。

 

都会や身近な場所で子どもたちが五感を育むために働く大人たち

五感ということをちょっとだけ、意識しながらいつもの道を歩くだけでも違った発見があるかもしれません。
実は4月に新しくオープンした保育所付ワーキングスペース『コトフィス~こどもとはたらくオフィス』の自然×音楽プログラムを担当させていただくことになりました。
自然の中で活動してきた経験と、親子向け音あそびを担当していた経験を同時に活かせるわくわくする時間です。

その場所は、もう都会の中の都会、丸の内と、溜池山王。
0〜2さいの子どもたちと一緒に、都会の中でも季節を感じたり、小さな自然を身近に感じながら、感じる心を豊かにするお手伝いができたらと思います。

このお手伝いのきっかけをくださったのが、いつも魅力的なネイチャープログラムを開催している団体トリプター。
トリプターの「身近な自然がいちばんおもしろい」というモットーにも共感していますし、今回の保育園ではネイチャープログラムのコーディネートを担当されることになり、五感を育むための大切な要素として自然、自然と触れ合うことで豊かになる創造・想像力を表現するための音楽、自然と音楽を掛け合わせてより豊かな創造・想像力を育むという、なんともすてきな構想に共感して、二つ返事でお手伝いさせていただくことにしました。

<トリプター コトフィスとの連携のお知らせ>
http://trippter.strikingly.com/blog/4cb97129f1b

また、この新しい保育園。三菱地所プロパティマネジメント株式会社のみなさんが、働くお母さん・お父さん、その子どもたち、そしてお母さんお父さんが働く会社のためにと、社会全体の問題に取り組みながら、都会の保育園でありながら自然プログラムに力を入れていたりと、また素敵なのです。
関わらせていただけることに心からうれしく、感謝しています。

<三菱地所プロパティマネジメント株式会社 コトフィスリリース情報>
https://www.homes.co.jp/cont/press/news/news_10272/

こんな風に、いま都会の中で暮らす子どもたちに大切な体験をしてもらうために、たくさんの大人が動いています。ほんの少し意識を変えるだけで、普段の景色や遊びはもっとシンプルで簡単に、もっと豊かになるはずと信じています。