子どもと季節を五感で感じて毎日がもっと豊かになる二十四節気のすすめ

金木犀の香りがしています。
ある友人は中学生のときの好きだった子を思い出す、と言います。
実際に金木犀の花言葉の中には“初恋”があって、あながち間違いじゃない!?
匂いと記憶が結びついて、毎年思い出すそうです。
こんな風に音楽と記憶とか、物事を深く感じるのに五感は手助けしてくれていますし、
誰しもそんな体験をしたことがあるのではないでしょうか。
 
季節を感じるのにも、その時期の旬のものを食べたり、花の香り、雲の形、虫の声、葉っぱの感触など、五感が大活躍しています。
 
小さい子どもたちと毎日過ごすお母さんたちに、ぜひおすすめしたいのが二十四節気
二十四節気とは、季節を24個に分けたもの。春夏秋冬の中でも、それぞれ6つに分かれています。
よく耳にする、「夏至」とか、「春分」とかもこのうちの1つですので、実はすでに馴染みがあるものです。
 
なぜこの二十四節気をおすすめしたいかと言うと、季節を五感で感じるためのヒントがたくさんつまっているからなんです。
 
毎日生活していると、マンネリしてしまうこともあると思いますが、親子で季節を感じるだけで、暮らしはもっと豊かになるはず。
 
ほんの少しの時間、外の景色に目や耳を傾けて、大きく息を吸って匂いを感じ、1日の最後に旬のものを食べる。
 
言葉が無くても、小さな子どもたちの記憶には体験した感覚と季節の記憶がきっと色濃く残っていくと思います。
 
 

二十四節気をヒントにした五感の感じ方

 
もちろん人それぞれで良いと思っていますが、私を含めて日々の生活に追われるお母さん向けに。
 
昨日は10月8日。二十四節気で言うと昨日から「寒露」にあたります。
朝露が寒さで冷たくなる頃という意味で、10月22日頃までの季節を表します。
 
この時期に感じられる五感。
お散歩中や、おうちの中などで簡単に味わえるものを少しご紹介します。
 
・金木犀
言わずと知れた小さなオレンジの花が咲く、遠くまで香ってくる樹木。
 
・どんぐり
言わずもがな。おうちの近くのどんぐりはどんな形でしょうか。
お持ち帰りの際は、どんぐりの中から虫が現れるないように、茹でるか冷凍かレンジでチン!(やり方はググっていただくと詳しい方がたくさんいます)
 
・イヌタデ

おままごとに最適!昔から集めてお赤飯に見立てて遊んでいたようで、「赤まんま」の異名も持ちます。つぶつぶした感触がおもしろい、ピンクのかわいい雑草。
ピンク色に見えるのは、実はお花ではない!
 
・十三夜(月)
十五夜の次にきれいとされる十三夜の月。
その名の通り10月13日をお楽しみに。
本当は栗とかをお供えするそうですが、我が家は月と言えばだんご。白玉作ります。
 
・栗
大きな公園ではイガグリが落ちていることも。秋の味覚としておやつにどうでしょう。
私はむき栗買います!しょっちゅう食べたい
ので。
 
・ざくろ
切ったり剥いたりが面倒じゃない果物シリーズですね。小さな赤いつぶつぶ。すっぱい顔して食べる子どもがかわいいです。うちの息子は梅干しが好きなくらいなので、おいしいおいしいと食べます。
こちらも季節のおやつにおすすめ。
 
・渡り鳥
あまり鳥は詳しくないのですが、とりあえずツバメは渡っていってしまったので、その代わりに渡ってきた方たちです。
 
・キリギリス(鳴く虫代表。他にもいます)
なんか上から虫の声が聴こえる気がする。。気のせいではありません。木の上で鳴く虫もいます。カネタタキとか。
 
・セセリ(ちょうちょ)
ちょうちょも少なくなってきたように思います。色は茶色っぽいのですが、それも秋らしいということで。2cmくらいの目の大きい方です。
 
自然から五感で感じられる季節。
科学の発展する大昔から、このような自然の移ろいから、季節を感じ、二十四節気という暦で生活していたわけですね。
昔の人の方が五感は鋭く、感受性も豊かだったんだろうなーと思います。
 
 

歌や絵本、工作で季節を感じる

 
季節を感じる時に、歌や絵本、工作も取り入れると日々の遊びのバリエーションも広がりますね!
 
歌は、
『虫の声』
『大きな栗の木の下で』
『どんぐりころころ』
『うさぎ』(十五夜のうさぎの歌)

 
絵本は、
もう最近季節の絵本たくさんあるのでお好きなものをどうぞ!笑
以前おすすめした、『だんまりこおろぎ』という絵本は、虫の苦手なお母さんでも大丈夫な、エリックカールの目にも耳にも美しい絵本です。(ものすごくリアルな虫の声の音が出ます)

 
そして工作。
実は、二十四節気には色もあります。
もっと詳しく言うと、二十四節気をさらに細かく5日ずつ72個に分けた「七十二候(しちじゅうにこう)」という季節の分け方もありまして、
その七十二候、それぞれに色も当てはめられています。
 
ちなみに今の「寒露」は3色。
・江戸紫(えどむらさき)
・二藍(ふたあい)
・葡萄色(えびいろ)

 
どんな色か字面でだいたい想像かつくかと思いますが、紫系ですね。
特別な工作をしなくても、紫色のおりがみを手にとって、親子で思い思いの形に折ったり丸めたりするのも楽しいかなと思います。
くしゃくしゃに丸めてぶどうを作るのは、小さな子でもできるので、おすすめです。
 
 

さらに風情のある七十二候

 
七十二候になると、それぞれの名前が短い文になっていて、自然の移ろいから名付けられています。
 
「寒露」の3つは
・鴻鴈来たる(こうがんきたる)
・菊花開く(きくのはなひらく)
・蟋蟀戸に在り(きりぎりすとにあり)

 
あー渡り鳥が来て、菊の花が咲いて、きりぎりすが鳴くのねーと、この七十二候はさらに季節を感じるヒントを与えてくれます。
 
他の季節も知りたい方はウィキペディアへどうぞ。
 
五感で季節を感じるのに、遠くの大きな自然ではなく、今も昔も身近な自然の中で十分感じることができるんですね。
 
 
日々の暮らしの中に季節感を取り入れたい
子どもに季節を味わってほしい
自然と触れ合ってほしい
五感を刺激したい

 
 
そんな時は、二十四節気や、七十二候、参考にそれぞれの五感の感じ方で季節を楽しんでみてくださいね。